今回のブログは、前回ご紹介した高木移植の施工事例(こちらの記事)の続編として、資材置き場の様子を中心にお届けします。
仕入れてきた資材をどのように保管・準備し、出荷や積み込みを行っているのか。現場の動きと工夫を、写真とともにご紹介します。
広々としたスペースと整理整頓された置き場

資材置き場は、10tトラックが余裕をもって出入りできるコンクリート舗装の広い敷地に整備されています。
- 土袋や肥料袋が理路整然と積まれており、必要な資材が一目で分かるようになっています
- 無駄なスペースがなく取り出しやすい設計です
- 車両の通行や積み込み作業にも支障がないよう、動線がしっかり確保されています
これらの工夫により、多い日には6~7件の案件にもスムーズに対応できる体制が整っています。
自社生産の苗木と自然に近い育成スペース

敷地内には、どこかの庭園を思わせるような自然な雰囲気の苗木育成スペースもあります。



- 高木・中木・低木が並び、使用時のサイズに応じた分類がされています
- 樹木のサイズは「H2.5」「H1.5」などで表されており、現場の用途に応じて選別されます
ポットに植えられた小さな植木も多数育成されており、自社での安定供給を実現しています。
詰所・ハウス・畑が一体となった“屋外倉庫”

資材置き場には、詰所とビニールハウス、そして畑を完備しています。
作業員が常駐しており、出荷や積み込みのタイミングに合わせて人員を増員。ここは単なる倉庫ではなく、情報共有を大切にし「すぐ出せる・すぐ積める」生きた資材基地として機能しています。
現場を支えるスタッフの存在


現場では、ユニック車の荷台に乗って作業中でした。安全に効率よく行われています


ユニックには、現場に運ぶ樹木がたっぷりと積み込まれ、荷崩れ防止のために上からシートが丁寧にかぶせられていました。
すべての資材の積み込みが終わると、スタッフが最終チェックを行い、準備万端で現場へと向かって出発していきました。チームワークの良さは、弊社の強みの一つです。
芝生の出荷作業は“人の手”と“機械”の連携で

この日は、さまざまな種類の出荷が行われていました。運搬には、コンパクトな三輪車を使用し、人の手でトラックの待つ場所まで慎重に移動します。

芝生は、それぞれ適切なサイズでひとまとめにされています。これらの芝生は、養生された敷地で育てられたものを手作業で刈り取り、束ねたものです。

束の数が多い場合には、フォークリフトも併用して一度に複数束を持ち上げ、作業の負担を軽減しています。


トラックへの積み込みは最終工程として、スタッフが一束ずつ手で持ち上げ、荷台の中で崩れないように丁寧に配置。重ね方や積む順番にも熟練の判断が光り、運搬中にズレたり潰れたりしないよう工夫されています。
こうした一連の作業は、効率を重視しながらも植物の状態に細心の注意を払い、「品質を守ったまま届ける」ことを第一に行われています。
まとめ|見えない部分の積み重ねが現場の信頼に

今回ご紹介した資材置き場は、まさに現場の「舞台裏」とも言える場所です。
注文に応じた品出し、苗木の育成、積み込みまで効率よくし、常に整理整頓された状態を維持することで、現場での工事までをスムーズに一括して行っています。
今後もこうした日々の積み重ねを大切にしながら、確実な供給体制と丁寧な仕事を続けてまいります。
樹木1本からていねいに施工いたします。お気軽にご相談ください。