今回の工事は、タイトル通りのお仕事なのですが、わかりやすく書きますと、水元公園に植えてあった植木を、王子の街路樹へ移植しました。そちらの工事の様子をご紹介します。
水元公園とは?
水元公園は、東京都葛飾区に位置します。東京都葛飾区と埼玉県三郷市との県境に位置する池「小合溜井(こあいためい)」に沿って作られた、景勝地です。
広大な敷地には、芝生広場、バーベキュー広場、冒険広場があり、幼児と一緒の家族連れでも楽しめます。
またポプラ並木、メタセコイアの森、はなしょうぶ園など、大自然が広がり、都会にいながらにして、自然を満喫できます。
工事内容
水元公園から王子の街路樹へ移植工事は、4mの”マテバシイ”68本、新植7本でした。まず、植木を掘り起こし、根が崩れないようにきっちり縛っていきます。この作業が人力で大変なため、1日15本が限界でした。
抜いた場所は、きちんと整地します。3~4人で作業にあたり、おおよそ3週間かかりました。
4Tトラックでいったん会社に持ち帰りました。
↓会社にて
剪定作業:1本づつ丁寧に選定し、根元をさらにきちんと巻き巻き
↓
その後、王子の街路樹へ運びました
もともとあった腐った街路樹を伐採し、水元公園の木を移植する作業でした。
マテバシイとは?
”どんぐり”を想像すると、マテバシイの果実を想像している人が多いのではないでしょうか。ブナ化の常緑高木です。
どんぐりには、マテバシイのように楕円形をした果実をつける樹木に、ナラガシワ、アラカシ、シリブカガシ。卵型や球型にクヌギ、カシワ、ウバメガシ。その他コナラ、スダジイなどの仲間がいます。
おおむね、本州から~九州に分布されていますが、マテバシイは、紀伊半島西~沖縄という温かいエリアに分布されています。
また、長崎県の松浦市には、マテバシイを原料にした、焼酎がつくられているそうですよ。つやつやの葉っぱをたくさんつけるマテバシイは、元気をくれる樹木です。
まとめ
水元公園は、水害から守るために、江戸時代に誕生した溜池だそうですよ。さらに、1950年には、江戸川区水郷自然公園に認定され、都会のオアシスとして親しまれてきたようです。
春には桜、秋にはメタセコイア並木の紅葉など、四季折々にみせる景観は、都会にいるとは思えない美しさです。
忙しすぎる毎日に、ちょっとした時間でいいので、自然をながめると、エネルギーがチャージされますよね。
お近くをお通りの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。