今回の記事は、赤羽駅にほど近い『味の素ナショナルトレーニングセンター』の屋上緑化についてです。

屋上緑化って、なあに?という方は、以前マンションの施工例を掲載しましたのでご参照ください。

東京都江東区菊川の新築マンション屋上緑化施工例

https://tokuzyuen.jp/archives/999

ナショナルトレーニングセンターと言えば、2020年に迎える東京オリンピックで最も重要で、さまざまな競技の日本代表選手たちが日々練習している施設です。

https://www.jpnsport.go.jp/ntc/

味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)は、東京都北区西が丘地区に日本初のトップレベル競技者用トレーニング施設として設置され、JOC及びJOC加盟競技団体に所属する選手・スタッフが専用で利用しています。

JOC及び各競技団体は、味の素トレセンに専門スタッフを配置し円滑な運用を行い、また隣接した国立スポーツ科学センターと「スポーツ情報・医・科学」との連携を図りながら、国際競技力の向上に「チームジャパン」として一丸となり取組んでいきます。

今回は、5階屋上部分に緑を植栽する屋上緑化の作業をしました。長くなりますので植栽作業については次回のブログで書くことにして、こちらでは下地作りの様子をご紹介したいと思います。

クレーンを使用した機材や材料の搬入工事

まずはじめに、荷物の搬入です。現場の状況でエレベーターを使用したり、人力で運んだりと毎回違いますが、今回はクレーンを使用しました。土などの材料のほかに、土壌作りに使う一輪車や重機もクレーンで釣り上げました。クレーンの操作に関しては、専門のオペレーターさんに頼みました。

搬入は、なかなかこずりました。外回りに手すりがあったり、ひさしが出っ張っていたり、室外機が並んでいたりと障害物があり、オペレーターと連携しながら安全に搬入しました。

一歩間違えれば、大事故になりかねません。慎重な作業では声を掛け合いながら慎重に進めます。このあたりは、弊社自慢のチームワークの良さが発揮されるところです。

屋上緑化の土壌づくり~防止シート、排水処理、土ならし

次に、屋上ならではの下地処理をします。コンクリートに根っこが行かないように防止シートを前面に貼り、その上から発泡スチロールで排水処理、透水シートを敷いていきます。

そこまでできて、ようやく土をいれていきます。上での作業は、持ち上げた土を一輪車を使って手作業で敷いていきました。

最後は、重機で土をならします。

土は全部で、トラック10台分の15トンという膨大な土を、7人で3日間かけて、作業しました。次回のブログでは、屋上の植栽、外構工事と壁面緑化について書きたいと思います。