今回も、前回に引き続き赤羽のスポーツトレーニングセンターの植栽工事についてです。前回は、屋上緑化に関する記事でしたが、今回は、地上の植栽工事についての記事です。

設計図からコンセプトや未来の成長を想像する

何度か話に触れていますが、新規の植栽案件の場合、設計からお願いされる場合と、植栽から依頼される場合がございます。

前者の場合ですと、弊社でクライアントさまと細かな打ち合わせをしておりますので問題ないのですが、後者の場合は、クライアントさまが設計者さまに依頼した設計図だけを頼りに植栽するので、なかなか難しいです。

この設計図、何十年という実績があってもコンセプトまで見事に伝わってくることはほとんどありません。今回の場合もそうだったのですが、こういう場合は、”今”と”未来”を想像して植栽していきます。

今に関しては、最終的な納品時。この時に”ステキ!”と思っていただける見た目に納品することです。

未来に関しては、植木が伸びて行った数年後。こういう感じできれいに伸びていくだろうと予想し、伸びても美しい景観になるよう植栽します。注意点は、この今と未来の両方がステキになるというところでした。

1000本以上の大量の樹木

今回の施工で一番大変だったことは、数です。とにかく数が多い。毎日2トン、4トン、4トンユニック、ダンプと樹木を積み込み運びました。

高い植木は選定してから運びますし、根巻もきっちり行います。

現場での作業もすべて手作業ですので大変ですが、準備する方も本当に大変。作業をはじめて、30日間続いています。

こういう時は、終わりを見てしまうと焦ってしまうので、全体を考えながらも目の前の一本一本をていねいに植えていくことに集中します。

地上植栽の植木一覧

今回の量は、本当に多い。すべて記載しきれないため抜粋しました。

トクサ32
ツワブキ16
ノシラン5
マンリョウ6
ヤブラン39
エンジダ47
オオムラ35
ビョウヤナギ98
ジンチョウゲ18
ヒュウガミズキ32
ヒイラギナンテン49
ドウダンツツジ25
オタフクナンテン39
キチジョウソウ349
ハイビャクシン82
ハマヒサカキ105

次回のブログでは完成した様子をお伝えできると思いますが、その達成感のためにあと少しがんばります。

次回もどうぞ、おたのしみに!