江東区のオフィス街で行ったヤマモモの緊急伐採事例。一見元気な樹木が実は中身空洞で倒木の危機?偶然見つかった亀裂から発覚した危険な状態を、高所作業車とユンボを駆使して安全に処理した1日の作業を詳しく解説。事故を未然に防ぐプロの樹木定期管理の必要性についてもご紹介します。
施工例のポイント

- 東京都江東区のオフィス街にて、倒木の恐れがあるヤマモモ(山桃)の緊急伐採を実施。
- 外観からは判別困難な「樹芯の空洞化」。偶然見つかった亀裂が、二次災害を防ぐ決め手に。
- 高所作業車とユンボを駆使し、3名体制で1日のスピード解決。
- 樹木の定期管理こそが、オフィス街の安全と企業の社会的責任を守ります。
今回の樹種:ヤマモモ(山桃)とは?
今回伐採の対象となったのは、街路樹や公園樹として馴染み深い「ヤマモモ」です。
- 特徴: 日本原産の常緑広葉樹で、潮風や公害に強く、丈夫なため都市緑化によく使われます。
- 魅力: 初夏には赤いツブツブとした可愛らしい実をつけ、甘酸っぱいその実はジャムや果実酒に利用されます。
- 注意点: 丈夫な樹種ではありますが、大木になると内部の腐朽(ふきゅう)が進むことがあり、特に都市部では定期的な診断が欠かせません。
現場の戦慄:外見は「緑」、中身は「空洞」の恐怖

今回の現場は、多くのビジネスマンが行き交う江東区のオフィス街。そこに立つ一本のヤマモモが今回の主役でしたが、その状態は非常に特殊なものでした。
「立ち枯れ」の見落としやすいサイン
通常、木が枯れ始めると、葉が茶色くなったり、枝が折れたりと、外観に変化が現れます。しかし、今回のヤマモモは一見すると青々としており、元気そうに見えていました。
ところが、精査すると「樹芯が完全に空洞化」している立ち枯れ状態であることが判明したのです。
「通常、芯だけがこれほど腐るのはあり得ないこと。何らかの害虫が入り込んだのか、特殊な病気か……原因は不明ですが、極めて珍しいケースです」(現場担当者)
偶然見つかった「運命の亀裂」
この危険な状態を発見できたのは、本当に幸運でした。幹の表面にわずかに入った「亀裂」。これを見逃さず調査したことで、内部がスカスカであることが発覚しました。
もし、このまま発見されずに腐食が進んでいたら……。 オフィス街の強風や、予期せぬ突風で巨大なヤマモモが突然歩道に倒れ込んでいたかもしれません。多くの人が行き交う場所だけに、重大な事故(二次災害)に直結する一歩手前の、まさに「危機一髪」の状態でした。
施工レポート:3名・1日。重機を駆使した安全伐採

人通りの多いオフィス街での作業は、一瞬の油断も許されません。安全を最優先に、以下の体制で臨みました。
1. 高所作業車による上部からの解体
木が倒れる方向をコントロールできないほど内部が弱っている可能性があるため、根本から倒すのではなく、高所作業車を使用して上から少しずつ細かく切断していきます。
2. 3名体制でのチームプレー
周囲を通行する歩行者や車両の安全確保に人員を割きつつ、切断担当、地上での積み込み担当が連携し、スムーズに作業を進めます。
3. ユンボ(ミニショベル)による破砕と撤去
伐採した枝葉や大きな幹は、ユンボを使用して細かく砕きながらトラックへ積み込みます。オフィス街の限られたスペースを有効に使い、その日のうちにすべての資材を撤去しました。
なぜ「定期管理」が必要なのか?
今回のケースが教えてくれる最大の教訓は、「素人目には健康に見えても、木の内側で何が起きているかはわからない」ということです。
オフィスビルやマンションを所有・管理されている皆様にとって、敷地内の樹木は「資産」であると同時に、一歩間違えれば「凶器」にもなり得ます。
- 異常の早期発見: 今回のような微細な亀裂や、特定の虫の発生、樹皮の変色など、プロの目なら気づける「SOS」があります。
- 事故の未然防止: 倒れてからでは遅すぎます。特に台風シーズン前や、人通りの多い場所では事前の診断が重要です。
- コスト削減: 倒木して建物や車、人に損害を与えた場合の賠償額に比べれば、定期的な点検と剪定のコストは微々たるものです。
まとめ:江東区の街路樹・マンション植栽の伐採・管理は当社へ
江東区のようなオフィス街や密集地での伐採は、周囲への配慮と高度な技術が求められます。
「うちの木、少し傾いている気がする」 「最近、葉の色が悪い、あるいは元気すぎる気がして逆に不安」
そんな些細な疑問でも構いません。当社は、樹木の定期管理を通じて、皆様の街の安全をプロの目で見守ります。倒木の恐れがある「危険木」の調査から、緊急伐採まで、迅速に対応いたします。

