工事名:植栽および芝張り工事
作業員数:9名
作業期間:7日間
植栽本数:100本以上

弊社が得意とする一つ、芝張り工事。以前幸手市での施工例はこちら。

今回は、土入れから土台作りそして整地をしてからの工事でした。主な植木は、サザンカ、ツバキ、ハナミズキ、アジサイ。その数、100本をこえました。

それぞれの樹木について、少しご紹介します。

サザンカとツバキはツバキ科常緑広葉樹

ツバキは、日陰に強く、剪定(せんてい)もしやすい、紅色に咲く花は美しく、とても人気があります。家庭からこちらのような倉庫など植える場所を選ばす、単独でも列植えでもいいので、とても扱いやすいです。

サザンカとツバキは似ていますが、サザンカは、10~12月開花。直径4~7cmの白い(野生種)5弁花で、花びらの間があいていて、花が終わると1枚ずつ散ります。四国南西部・九州~沖縄に見られます。

ツバキは、早春に開花、直径3~5cmの赤い花をつけます。日本海側などに見られるユキツバキは、パカっと、平らに開き、ツバキよりも大きめの8cmの花びらです。ツバキはサザンカと違い、花が終わると、根元からボトっとおちます。路上に落ちているのを、見かけますよね。

いずれも日本の固有種で、中高木の樹木です。お友達に、ナツツバキ(夏椿)、ヒメシャラ(姫沙羅)など。

ハナミズキはミズキ科落葉広葉樹

2004年、歌手一青窈さんの楽曲「ハナミズキ」で一躍その名が知れ渡りました。成長が遅く、剪定(せんてい)があまり必要ないので、とても手がかからないですね。6~7月ごろ、果実と花びらの両方が楽しめます。

ハナミズキは、別名「アメリカヤマボウシ」、原産国はアメリカ。日本のヤマボウシ(山法師)に似ていることから、つけられたそうです。

1912年、東京市長がワシントンに桜の苗木を送り、そのお礼にもらった苗木がハナミズキで、日本にはじめて植栽されたと言われています。

アジサイはゆきのした科落葉広葉樹

アジサイが咲くと、梅雨が来て、もうすぐ夏がくるのだと教えてくれる、日本人にとっては、大変親しみのある樹ですよね。エゾアジサイ、ヤマアジサイ、コアジサイなど、種類も豊富です。

しかし、一般的に目にするアジサイは、西洋アジサイが多いのではないでしょうか。日本のアジサイがヨーロッパへ渡り新種が作られ、日本へ逆輸入されたものです。昔は白か青だけだったアジサイも、近年いろいろな色が楽しめるのも、西洋アジサイも含まれます。

低木で日陰を好み、手入れが簡単、庭木にも街路樹にも適している樹木です。

まとめ

聞いたことのあるような名前が出てきましたが、樹木は植えたらおしまいではなく、そのあとの剪定(せんてい)が大切です。手入れや気候を考えると、同じような樹が登場しますね。

しかし、それも植える場所や配列により、イメージはグンと変わります。次回は、施工写真と一緒に見てみましょう。