みなさま、こんにちは。庭と向き合い80年、埼玉県川口市の植木屋「徳寿園(とくじゅえん)」です。
今回は、東京都で施工しました大規模な屋上緑化工事を紹介させていただきます。
屋上緑化とは
屋上緑化工事は、建物の屋上やテラスなどの空間を植物で緑化するプロセスを指します。この工事は、都市部や都市化が進んだ地域で、環境保護や持続可能な開発の一環として人気を集めています。
こちらの現場では、すでに屋上緑化工事がされていたのですが、経年劣化と自動灌水システム導入に伴い、今までのをすべてはがして1から貼りなおすという大改修工事を行いました。
期間は、2023年1月から6月までの半年間でした。
作業内容
まずははがしの工事からです。すべてをはがすところから始まりました。そしてこれがこの工事のポイントでもありました。平板をはがす工事だけで、なんと4か月もかかりました。
1枚1枚手作業でていねいにはがし、屋上から回収。これがなかなか大変でした。ひたすらはがし、袋へ入れて、下におろす、この繰り返し。とにかく重たかったです。
防水工事
次に防水工事を施します。屋上緑化にとって、防水工事は非常に重要です。万が一水漏れが起こったら大変です。
土壌づくり
つづいて、人工の土壌を作ります。砂利を引いた上に水分を含んでも泥にならない、特殊な土壌を作ります。これは軽くて扱いやすいため、屋上緑化に向いています。
自動灌水(かんすい)システム
自動灌水システムと言えば、スプリンクラーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、スプリンクラーのように、地上で外に向かって広範囲に水が出る感じではありません。網の目のように張り巡らした地中の灌水システムが、土壌全体に、定期的に水分を共有し、じんわり水を与えるイメージです。
夏は1日2回、冬は3日に1回に設定します。
芝張り
最後に全面的に芝を張ります。
蛇籠(じゃかご)
間に「蛇籠」の施工をしています。石を詰めて水流の制御を目的としていますが、見栄えもよくなります。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、憩いの場であったり、仕事のアイデア出しのためのリラックスの場であったり、いろいろ活用できそうですね。
以上今回は、ビル屋上緑化大改修工事についてご紹介しました。
昨今、屋上緑化工事についてのお問い合わせをたくさん頂きます。屋上をサッカー場みたいにしたり、BBQができるようにしたり、ガーデニングができるようにしたり、その活用方法も幅広くなっております。
ビルの屋上を有効活用したいなあとご希望のオーナー様は、ぜひ、お問い合わせくださいませ。自動灌水システムも弊社の自社施工です。安心して何でもご相談くださいませ!