今回は、某施設のビル7階に位置する屋上庭園の施工例です。
自動潅水設備とマルチングによるエコ植樹
今回の一押しは、自動潅水(かんすい)設備です。自動潅水とは、コンピューターで雨や湿度を感知し、自動的に散水するシステムのことです。
通常は、管理人さんや管理会社の作業員さんにより水まき処理を行っていると思います。これには、樹木の様子が都度わかるのはいいですが、人件費がかかったり、スキルでムラができたり、事情で水まきされず放置されてしまったりと、問題が多いのも確かです。
その分この自動潅水設備は、初めの設備投資はかかるものの、その後はオートマチック。メンテナンスは必要ですが、人とは比較にならないほど活躍してくれ、条件にもよりますがはじめの投資額は1年くらいで回収できますので、長い目で見るととってもエコな設備と言えるでしょう。
さらに今回は、マルチングのために100%国産ヒノキ樹皮チップのJGS-CCマルチを利用しました。公園や街路樹などでも使われているモノで、保温効果が高く、浸水性も抜群、高い雑草制御に防炎や飛散防止というのが特徴です。
屋上庭園など高所での造園には、飛散などには慎重ですので、JGS-CCマルチは大活躍しています。
未来に緑をつなぐビバソイルシステム
今回は、写真のような場所で屋上庭園を作りました。
何と言っても、土の運搬が一番過酷でした。一輪車に土を乗せて、エレベーターを使って全て手作業で上階まで土を運びました。
もう一度いいますが、本当にしんどかったです(笑)
といいながら、最近では屋上庭園や高所庭園がとても人気です。見ての通り景色が違いますよね。弊社では、若いスタッフを中心に作業をしておりますので、どのような場所でもお任せください。
この植樹は真ん中に、マホニアナリヒラ、その周りをオタフクナンテンで囲んでいます。
マホニアナリヒラは、メギ科の植物で常緑低木。11月から12月頃に黄色い小さなお花が咲きます。素朴ながらかわいさがあふれるお花です。
オタフクナンテンは、同じくメギ科で常緑低木。葉っぱが緑から秋ごろに紅葉するのが特徴ですね。ぷくっと膨らむ葉っぱが特徴的で手入れも簡単なので、とても人気が高いです。
今回は、土より約半分と言われるビバソイル土壌と排水層、自動灌水設備を設置しました。このような庭園型緑化工法を「ビバソイルシステム」と呼びます。
排水や漏水に気を付けながら、都会に緑を増やしていきたいところです。
正面玄関の植樹工事
同ビルの正面玄関に植樹しました。
・シラカシ
・コナラ
・ソヨゴ
・イロハモミジ
・クチナシ
・キチジョウソウ
・テイカカズラ
・オウゴンニシキ
・ニシキテイカ
弊社では、戸建てからビル、お庭から公園まで樹木に関することでしたら何でもお任せください。小さなことでもお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。