今回は以前書きました、所沢のビル植栽工事の第2弾です。
次回第3弾で完結いたします。
屋上緑化工事のメリットとデメリットは?
屋上緑化工事においてのメリットは、屋上を紫外線から守りながら地球環境保全役立っています。
都会で建物を建築するには、緑化工事が義務付けられています(都市緑地法第34条)。
対象となるのは、原則的に敷地面積1,000m2以上の建築物で、これより広いところには緑を植えてくださいね、という法律です。
だたし、大都会では、地面にその緑化面積が取れない場合が多く、その場合は、屋上を利用して緑を取り入れていきます。
紫外線は、天井や外壁を劣化させる強力な熱を持っていますが、その光を一番受ける屋上に緑を設置することで、建物の耐久性が良くなり、地球温暖化防止にも貢献し、未来へ継続可能な地球環境保全に役立っています。
一方デメリットとしては、メンテナンスを忘れがちになるとこです。
基本的には、自動の散水に手入れしやすい樹木ですので、手入れのしやすい樹木を植栽します。それでも、何もしないわけにはいきませんので定期的なメンテナンスは必要です。
弊社のように、定期的なメンテナンスをご依頼いただければ確実ですが、
・職人さんの高齢化
・造園会社の倒産
など、担当の人がいなくなって、誰か探している間に、ついついそのままにしてしまったという方も少なくありません。
そのような引き継ぎもいたしますので、遠慮なくご連絡くださいませ。
ということで、緑化工事においてメリットは、屋上を紫外線から守り地球環境保全に役立つことで、デメリットは、メンテナンスをしっかりとしなければいけないということです。
屋上緑化工事の流れ
屋上緑化の場合一番大変なのは、搬入作業工事です。
土の搬入や植木の搬入は本当に大変です。「それが仕事だろ!」というお声が聞こえてきそうですが、新築で真新しいビルに大量の樹木を搬入することは、気遣いと体力の勝負なのですよ。
と、ちょっと本心をお話してしまいましたが、今回は、土は、ほぼ手作業で屋上まで上げました。植木はクレーンと手作業の半々でした。こういった現場は、まだまだ人力なんですよ!(笑)
今回のメインは、クスノキですが、それは第三弾で作業します。
工事の流れはこちらです。
1.土入れ
2.防草シート張り
3.植栽工事
土と樹木の搬入がとても大変でした。
屋上ということで、軽量化された土、防虫シート、防水加工など地上とは違う材料を使います。
屋上だからといって、平らなわけではなく、こちらも傾斜があります。安全第一位で施工していきました。
植栽工事には、かなり時間がかかっていますが、ていねいに作業を続けていきます。現場は、細いところも多いので、なかなか大変です。
11月の完成目指してがんばります!
屋上緑化植栽樹木名一覧
【土】
黒土:赤土
【植木:単位省略】
キリシマツツジ:245
キチジョウソウ:1150
サツキツツジ:84
ヒラギナンテン:165
ノシラン:847
フッキソウ:1010
クルメツツジ:180
ハクチョウゲ:50
ビョウヤナギ:90
ヤマブキ:55
タマリョウ:1017
ヒューケラ:180
ツワブキ:194
ユキノシタ:178
ユズリハ:5
ヤマボウシ:19
エゴノキ:5
イロハモミジ:5
ヤマモモ:3
タブノキ:15
エノキ:1
オウゴンモチ:2
ヒメシャラ:2
ヤマグルマ:4
ソヨゴ:12
マルバヒイラギ:40
イヌシデ:1
ヘデラヘリックス:840
キンモクセイ:7
シラカシ:31
ヒラド:660
マホニアコンフーサ:613
フィリフェオーレア:1055
ヒイラギモクセイ:29
トキワベニバナマンサク:66
サツキ:228
フジ:4
レッドロビン:25
秋もだいぶ深まってきましたね。コロナ対策を万全に、ステキな年末を迎えましょう。