みなさま、こんにちは。今回は、埼玉県内にあります住宅展示場の植栽工事(エクステリア、外構工事)のお話です。

 

固い土を柔らかくする土壌づくり

今回植栽する場所の土が大変固く、そのまま植えることができませんでした。そこで、土を柔らかくしてから植栽しました。

固い土を柔らかくする方法は、こちらの手順です。

① 耕す
② 腐葉土やたい肥を混ぜる
③ ①と②を繰り返す

です。

野菜ですと、作れば作るほどどんどん土が柔らかくなっていきます。しかし、それまでには、何度も何度も耕しますし、大量の腐葉土やたい肥を混ぜます。

混ぜて耕せば耕すほどふっかふかの土になります。

今回は、お野菜ではないのでそこまではしませんが、それでも、腐葉土やバーグたい肥などをていねいに混ぜ込みました。おかげで、土が柔らかくなっていい土のベースができて良かったです。

 

なぜ固い土ではダメなのか?

みなさんが普段口にされているお野菜ですが、おいしいお野菜とそうでなお野菜がありますよね。その要因がこちらです。

細かな条件はたくさんございますが、一番大きく影響するのは「土」なんですね。

いくらいい肥料やお水、太陽が当たったとしても、それを吸収する大地の環境が整っていないと、おいしいお野菜はできまません。

その大地は、雑草がない柔らかい土ほどたくさん栄養を吸収することができるので、おいしいお野菜が作れます。

樹木も全く同じです。

柔らかい土でなければ、元気に成長することができません。

ということで、樹木にも、柔らかくて元気で栄養たっぷりの土が必要なのです。

 

仕上げはデコレーションバークで

今回の作業は、4名で丸1日工事でした。

植えた樹木は、

・ヤマボウシ(2m)3本
・サツキツツジ(0.3m) 218本
・ヒペリカムヒデコート85鉢

です。

 

仕上げは、デコレーションバークで土壌改良した土をかぶせました。

家庭菜園でも人気なので聞いたことがある人も多いと思いますが、ウッドチップやバークチップとも呼ばれています。最終的には、腐って土にかえるのがサステイナブルで注目を集めています。

簡単に特長と用途について、まとめました。

■デコレーションバークの特長
・冬期の土壌保温、夏期の乾燥防止
・土の表面に日光が当たらないため雑草防止
・雨、水撒き等による土壌の流出防止、植物への土壌の付着防止

■デコレーションバークの用途
・鉢、プランターコンテナ等の土の表面
・庭園の草花や樹木のまわり
・玄関、アプローチ、遊歩道の装飾用
・ショーウインドー、商品展示用のデコレーション
・ベランダなどに松の香りでアロマテラピーとして

インターネットでも気軽に購入できます。オシャレで機能性抜群ですので、ぜひご自宅でも使ってみてください。

暑い日でしたが、水分補給をしっかりしてよい仕事ができました!