前回は鴨場接待について、詳しくご紹介しました。今回は実際の工事についての紹介いたします。

通常の芝張り工事とロール芝による芝張り工事

弊社のブログでも何度か登場しています、芝張り工事、弊社が得意とする工事の一つです。

通常はこのように、四角形、きれいに並べていきます。土→芝→ならしの順に、丁寧に手作業で進めます。

間にはバランスよく植樹しました。

ロール芝と普通の芝を混ぜる作業

小覗や小土手など、カーブしている部分は、ロール芝を使っています。引堀の小土手の上に、ドンと置いてあるのが、ロール芝ですね。

また、こちらの小覗での作業は、前回少しご紹介した、ロール芝と通常の芝をドッキングさせる作業です。

凸凹をなくすために、土をまき、ほうきでならし、芝をなじませていきます。このような作業は、熟練の職人ならでは、腕の見せ所です。短時間で手際よく、作業を進めていきます。

弊社の職人の中でも、技術の高いメンバーが集まり、3名で1日で終わりました。

鴨場にノシバを使用した理由

芝には、日本芝と西洋芝があり、それぞれに特徴がありますが、日本芝と大きな違いは、日本芝は、病気に強く手間がかからない。西洋芝は、寒地型に強いが病気になりやすく、手間がかかります。

今回は、日本芝のノシバを使用しました。

日本芝は、大きく3種類に分けられます。

・ノシバ:生長が遅いが踏まれても丈夫な強い芝
・コウライシバ(高麗芝):もっとも一般的に使われている芝で家庭向き
・ヒメコウライシバ(姫高麗芝):生長が早く繊細、もっとも美しい芝

鴨場という条件でしたので、多少粗くても、手間のかからない、丈夫なノシバを選びました。

使う環境、用途、状況により、芝を選ぶのもプロの仕事。芝に限らず、樹木は生き物。生長しても美しく元気に過ごせる環境が必要です。

まとめ

弊社では、以前ご紹介したような、荒れている山地など、普通の造園屋さんでは難しいような場所でも工事が可能です。

他社で断られてしまったからとあきらめず、ぜひご相談ください。