ツツジが終わりバラが咲き、新緑が瑞々しさを増す季節がやってきました。夏はすぐそこですね、みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて、今回は、毎年恒例”用水路の水草刈込作業”についてご紹介いたします。

江戸時代に開発された現役の用水路

葛西用水路とは、埼玉県行田市・利根大堰から東京都葛飾区・隅田川に流れている灌漑(かんがい)用水路です。

埼玉・東京の見沼代用水、愛知県の明治用水とならび、日本三大農業用水と言われています。その歴史は古く江戸時代からあり、新田開発が行われるたびに整備されてきた、今でも現役で使われている用水路です。

水の流れを阻害する水草の刈り込み作業

葛西用水路は、主に農業用の用水で、ゴールデンウィーク前の時期は、埼玉北東部の田んぼに水を張ります。

田植え前に、上流の利根大堰の水門が開くのですが、その前に、冬の間に伸びた水草の刈込を行います。この水草は、比較的流れが穏やかな所に植生しますので、毎年維持管理のため、刈り込みます。この作業が、とっても大切なんですね

水草があることによって、水の流れが悪くなるのを防ぐのが理由です。これは年に一度訪れる、恒例の作業です。

作業工程と作業の様子

今回の作業は、一部区間、5人で1日仕事で作業を終わらせるため、チームワークとスピードが必要でした。水場作業用の胸まである防水作業着"ウェーダー”を着用し、作業します。足をすくわれないよう慎重に進めていきます。基本的には全員、ほぼ1日中水の中で作業をしました。

このような用水路では、大きな機械が使えないため、すべて手作業でていねいに刈込していきます。今年は、作業中の気温がちょうどよかったので、とても作業しやすかったですね。

おかげさまで、美しく仕上がりました。

まとめ

このようなことまで?と思われた方もいらっしゃいますが、はい、造園に関することは、基本的には可能です。とはいえ、公共工事ばかりでなく、一般家庭の剪定(せんてい)など、お受けしておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。