みなさま、こんにちは。
今回は、長さ12メートルにもなる超巨大なクスノキの植樹の施工例をご紹介します。
支柱の種類
植樹の際には、倒木防止で支柱を行います。
こういう支柱を、街で見かけたことはありませんか? こちらは、「三脚鳥居支柱(さんきゃくとりいしちゅう)」といって、公園や街路樹の倒木対策としてよく用いられます。見える部分は1m弱だと思いますが、地中までも地上と同じくらいの長さの支柱が埋め込まれています。
この他にも、二本足で支える「二脚鳥居支柱」、樹木を真ん中に入れて四本足で支える「四脚合掌支柱」、四本足でも交差させてバツの部分で樹木を支える「十字鳥居支柱」も使われます。
大木の場合は、長い竹を使って支える「竹三本支柱」、街路樹など何本も並んでいるようなところには「竹布掛支柱」、竹と杉切り丸太を使った「生垣支柱」があります。
しかし、最近では、見かけの景観や安全への配慮から、大木には地中に埋設する「地中支柱」が主流です。
大木の場合は地下支柱
今回は、12メートルの大木でしたので、地下支柱を使いました。
支柱は、「ジュポールベース(JB)」と呼ばれるもので、どんな根鉢にも対応できるのが特徴です。根に合わせたサイズ調整が可能でしっかり固定してくれます。
また、ラチェットのみで組み立てられるので非常に便利です。そんなに簡単に組み立てられるのに、しっかり樹木を支えてくれるので本当に優れものです。
台風などで樹木が途中から折れてしまっても、根元から飛ぶことがないのは、このJB型地下支柱のおかげです。
地下支柱施工例
まずは直径3-4メートル、深さ1.5メートルほどの穴を掘り、ジュポールベースを入れます。土の部分だけ見るとわかりずらいのですが、その奥の作業員と比べてみてください。かなり大きいのがわかると思います。
続いて、クスノキを入れます。ジュポールベースにすっぽり入るように入れていきます。
とにかく大きいので注意が必要です。
ワイヤーで立てていきます
こちらが上から撮った写真です。車や周りの景色と比べると、いかに大きいかわかりますよね!
いつも気を使うのは、搬入と重機を動かすときです。今回も安全第一、仕上げ重視で挑みました。いつものチームワークの良さとお天気にも恵まれて、工事は順調に終わりました。3人で2日の作業でした。
見事なシンボルツリーが植樹されました。
弊社では、このような大型樹木や公園、施設はもちろん、個人宅の植木一本から伺っております。樹木や芝張り工事についてのご相談はお気軽に弊社までご連絡くださいませ。