新築マンションにおいて、外構の植栽は建物の第一印象を左右する「顔」のような存在です。コンクリートやタイルといった無機質な構造物に、緑の潤いを添えることで、居住者様には安らぎを、通行人の方には洗練された印象を与えます。

今回ご依頼いただいたのは、東京都板橋区に誕生した新築マンションの共用部分。建設業者様が土台となる土木作業を完璧に仕上げてくださっていたため、私たちは「植樹のスペシャリスト」として、命を吹き込む作業に特化して施工を行いました。

施工概要:板橋区マンション・スピード植樹プロジェクト

場所:東京都板橋区 新築マンション敷地内(共用部)
作業内容:シンボルツリー及び低木の植樹、防草対策、小石敷き
コンセプト成長を見越した配置、和洋折衷のモダンリゾート
主要樹木:イチイ(2.5m)1本、トキワマンサク(1.5m)3本、ドウダンツツジ(30cm)21本

今回の注目樹木:なぜ「イチイ」が選ばれたのか?

今回の施工で最も特徴的なのが、シンボルツリーに採用された「イチイ(一位)」です。実は、一般的なマンションの植栽でイチイが使われるケースはそれほど多くありません。

イチイ(一位)の特徴と魅力


名前の由来と縁起: その名の通り「一番良い」に通じることから、かつては貴族の笏(しゃく)の材料に使われ、官位の「正一位」を授かったという説があるほど縁起の良い木です。

圧倒的な耐久性: 耐寒性・耐陰性に非常に優れており、日当たりの限られるマンションの共用部でも元気に育ちます。

緻密な葉の美しさ: 針葉樹でありながら柔らかい質感の葉が密集し、重厚感と気品を漂わせます。

成長の楽しみ: 寿命が非常に長く、ゆっくりと、しかし確実にその風格を増していきます。


マンションの入り口にこの「イチイ」があることで、他の物件とは一線を画す「格調高さ」を演出することができます。

空間を彩る低木・中木たちの役割
メインのイチイを支える脇役たちも、計算された配置で植えています。

トキワマンサク(1.5m / 3本)
常緑性で、春にはリボンのような細長い花を咲かせます。今回は1.5mサイズを3本配置し、目隠しや空間の仕切りとしての役割を持たせています。季節を問わず緑を絶やさない、マンション植栽の強い味方です。

ドウダンツツジ(30cm / 21本)
足元を彩るのは、21本ものドウダンツツジです。春には白い鈴のような可愛い花を、秋には燃えるような真っ赤な紅葉を楽しませてくれます。30cmとあえて小さめの苗を等間隔で植えることで、数年後に立派な生垣やボリュームのある植え込みへと成長していく姿を計算しています。

職人の技:高効率・高品質施工

今回の工事は、短期間で完了させました。効率的な作業の裏側には、徹底した準備と配慮があります。

1. 成長を見据えた「余白」の設計

植えた直後は、写真のように土の部分が目立ち、少し寂しく感じるかもしれません。しかし、これは樹木が健康に大きく育つための「未来への計算」です。密集させすぎると数年後に風通しが悪くなり、病害虫の原因となります。私たちは、5年後、10年後の最高の姿を見越して植えています。

2. 管理を楽にする「防草シート+小石」

共用部のメンテナンス費用を抑えるのは、管理組合様やオーナー様にとって切実な問題です。植樹した周囲には、高性能な防草シートを敷き詰め、その上から明るい色の小石をまきました。 これにより雑草の発生を劇的に抑制。土の跳ね返りを防ぎ、マンションの壁面を汚さない。小石の質感が、南国リゾートやモダン和風の雰囲気を演出。

3. 竹支柱による丁寧なサポート

2.5mのイチイや1.5mのトキワマンサクには、しっかりと竹支柱を施しました。新築マンション特有のビル風などから、まだ根が浅い若木を守ります。

施工を終えて:板橋区の街並みに新たな彩りを

作業中、近隣の方からも「立派な木が入りましたね」とお声がけいただきました。現時点ではまだ「点」としての植栽ですが、時間が経つにつれて樹木が伸び、葉が茂り、マンション全体を包み込む豊かな「緑の面」へと変化していきます。私たちは、単に木を植えるだけでなく、「その場所の未来を植える」という気持ちで作業に当たっています。

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